年中の時に市の発達相談にかかり、児童精神科を予約。
そこから、約1年ようやく児童精神科の受診をすることができました。
タイミング的にはばっちりで、年長入ってすぐ、小学校の就学前相談前で今後の見通しもしやすい時期でした。
児童精神科とは?
「児童精神科(Child and Adolescent Psychiatry)」とは、子ども(おおよそ0歳〜18歳)とその家族を対象に、心の問題や行動の困りごとに対して診察・治療・支援を行う専門診療科です。
🔍 対象となる主な症状・相談内容
児童精神科では、以下のような相談がよくあります。
- ✅ 発達の遅れ(言葉が遅い、集団に入れない など)
- ✅ ADHD(注意欠如・多動症)やASD(自閉スペクトラム症)の疑い
- ✅ 学校に行きたがらない(不登校)
- ✅ 情緒不安定、かんしゃくが強い
- ✅ 睡眠障害(夜眠れない、夜泣きが激しい など)
- ✅ 食事に関する問題(極端な偏食、摂食障害など)
- ✅ 家庭内での暴力や虐待の懸念
- ✅ 親の育てにくさや不安、子育ての悩み
🏥 診察の内容
- 問診・行動観察:親子の様子を見ながら困りごとを聞き取り
- 発達検査・心理検査:WISCや新版K式などを使用
- 診断:必要に応じてADHD、ASD、知的障害などの診断を行う
- 治療:環境調整、親への支援、場合によってはお薬(例:コンサータなど)
👪 親へのサポートも重視
児童精神科では、子どもだけでなく親への心理的支援や育児のアドバイスもとても重要とされています。
💡 受診のタイミング
- 育てにくさを感じる
- 保育園や学校から発達の相談をされた
- 友だちとトラブルが多い
- 何か「普通と違うかも?」と感じたとき
こういった時に、早めの相談・受診が役立つ場合があります。
受診時の様子
診察室に入ると、真正面に机と座布団左にDrの机が目に入ってきました。
そして、こちらにどうぞと案内されたら、普通はそこであ、ここに座るんだなと思ってそこに意識が向くと思うけど、長男は、おそらく全体を見渡し、一瞬でおもちゃの置いてある棚を発見し、そこに行ってしまいました。
その時点で、特性バリバリ出てるなと思った私。先生も見つけるの早いねって笑ってました。
事前に、相談員さんとの面談もしておりある程度の状態は知ってもらっていたので、早速心理士さんに発達検査をしてもらうことに。
今回やったのは、田中ビネー式知能検査V
田中ビネー式知能検査とは?
正式名称:田中ビネー知能検査(現在は田中ビネー知能検査V版が最新版)
開発背景:フランスのビネー式知能検査を、日本人向けにアレンジして田中寛一氏が開発。
🔍 検査の概要
項目 | 内容 |
---|---|
目的 | 子どもの知能指数(IQ)を測る。発達の遅れ・先行の把握。 |
対象年齢 | およそ2歳〜成人(実際には2歳〜13歳で主に使われる) |
形式 | 面接形式で1対1。言語・記憶・推理・数などの課題を出題。 |
時間 | 約30〜60分(子どもの集中力により前後) |
出力結果 | 「知能年齢(MA)」「生活年齢(CA)」から知能指数(IQ)を算出 |
📘 特徴
- 年齢ごとの課題セット(年齢尺度)があり、どの年齢レベルの課題までできるかでIQを評価。
- 「できる・できない」で判定する到達型検査(WISCのような点数式ではない)。
- 自閉症・ADHDの診断というよりは、全体的な知能水準の把握に向いている。
- 語彙・記憶・計算・推論・図形理解など幅広いスキルを見る。
✅ どんなときに使う?
- 就学前の子が「言葉が遅れている?」と思ったとき
- 発達障害のスクリーニング前の把握として
- 就学相談や、特別支援教育の必要性判断
- 発達に偏りがありそうな子の得意・不得意把握
検査自体は嫌がることなくスムーズに行え、心理士さんが次々スムーズにおこなってくれていました。
幼稚園に午前中行っていたこともあり、疲れもあったのか後半は集中力が切れている様子もありましたが頑張って行うことができていました。
詳しい内容は、あまり覚えていませんが簡単な数字の問題や積み木を同じ形に作ったり、ひも通しだったり様々な課題がありました。
その場ででた、検査の結果と診断はこちらの記事をどうぞ。
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