こんにちは、ずぼらママです!
今回は、年長の息子が児童精神科で初めて診察を受けたときのことを記録として残しておこうと思います。
これから発達相談を受けようと思っている方、
「うちの子、ちょっと気になるかも…」と感じている方の参考になれば嬉しいです。
■ 初診で行われた検査は「田中ビネー知能検査Ⅴ」
今回、息子が受けたのは「田中ビネー知能検査Ⅴ」でした。
これは、言語理解・推理・記憶など、子どもの知的発達を総合的に評価できるテストです。
結果はこちら👇
- 実年齢:5歳8ヶ月
- 知能年齢:6歳0ヶ月
- 知能指数(IQ):106
IQは100前後が平均とされているので、息子は年齢相応の認知機能があるという結果でした。
■ 診断結果:ADHDの診断+ASDの傾向あり
検査結果に加え、親からの聞き取りや園での様子を踏まえて、先生から伝えられたのは──

「ADHDの診断がつきます」
「ASDの診断まではいかないけれど、特性は少しありそうです」
というものでした。
✔ ADHDについては…
- 衝動性
- 多動性
- 注意の持続の難しさ
が、はっきり出ているとのこと。
さらに医師からは、

「一斉指示が入りづらい印象があります。」
「視覚優位で、聴覚理解が少し弱いようです。」
「ADHDの不注意特性も重なって、周囲の刺激にすぐ気が向いてしまう傾向があります。」
と説明がありました。
実際に園でも、
- 集団の中で一斉に出された指示が通りにくい
- 他の子が動いているとすぐそちらを見てしまい、自分の作業が止まってしまう
- 耳からの情報だけでは理解しきれず、やるべきことを取りこぼす
といった様子が見られていたので、とても納得感がありました。
「視覚情報のサポートや、個別の声かけが有効そうですね」とも言われ、対応方法のヒントももらうことができました。

「薬で衝動性と多動性がコントロールできれば、集団活動にもずいぶん入りやすくなると思います」
と、内服治療の選択肢についても提案を受けました。
✔ ASDについては…
医師からはこう言われました。

「診断名はつきませんが、こだわりの強さや聴覚過敏の傾向が少しあります」
「ただ、他者との関わりには意欲があり、共感力もあります」
つまり、“グレーゾーン”の範囲内にとどまるということ。
感覚過敏については、音に過敏に反応してイヤーマフを使う場面があったり、トイレの自動音にびっくりして逃げるなどの行動が以前からありました。
■ 支援級?通常級?就学に向けた話も
知能指数が平均以上で、他者との関わりも好きなタイプの息子。
医師からは、

「知的な遅れはありません」
「本人の特性と向き合いながら、薬で衝動性と多動性を抑えられれば、通常級でも十分対応できる可能性があります」
「支援級というよりは、環境調整と本人の過ごしやすさを優先する形で考えましょう」
という見立てでした。
“支援級はもったいない”という表現もあり、
この子の力を伸ばすには「適切な支援+本人の意思+環境調整」が鍵だと感じました。
■ 診断を受けた母としての正直な気持ち
ADHDはなんとなくそうかも…と思っていましたが、
「診断がつく」と言われると、やっぱりグッと重みが増す感覚がありました。
ASDの傾向があると言われたときは、ちょっと驚いたし、戸惑いもありました。
でもそれ以上に、
「やっぱり私の育て方が悪かったわけじゃなかったんだ」
「この子は、この子なりの感じ方や特性があるんだ」
と、気持ちが少し楽になるような感覚もありました。
■ まとめ|診断は“ゴール”じゃなく“スタート”
今回の初診で「ADHD+ASD傾向あり」とわかりましたが、
これは決して終わりじゃなく、ここからがスタートだと感じています。
本人が楽に過ごせるように
私たち親がどうサポートしていくか、
そして、環境をどう整えていくか。
そういったことを改めて考える、きっかけになりました。
就学前相談も控えているし、小学校見学など入学前にやること、考えることはまだまだたくさん。
今後も、どのように進路を決めていくかなど書いていけたらなと思ってます。
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