こんにちは、ずぼらママです。
現在年長の長男は、児童精神科にてADHD(注意欠如多動症)+軽度ASD(自閉スペクトラム・境界域)と診断されました。
ADHDについては、日々の行動から「やっぱりそうか…」と納得する部分もありましたが、
ASDの診断には正直びっくりしました。
今回は、そんな長男の発達に関する記録を、一人の母親としてのリアルな気持ちを込めて綴ってみたいと思います。
■ 出産〜1歳:順調に育った“育てやすい赤ちゃん”
妊娠中は特にトラブルもなく、つわりも軽め。
予定帝王切開で生まれた長男は、3050g・50cmとごく平均的なサイズでした。
ただ、出産後に私がトラブルで他院に搬送され、生後間もなく長男と離れ離れに。
その影響もあったのか、最初の1ヶ月は母乳をなかなか吸ってくれず、混合育児に。
それでも徐々に慣れ、外出時や寝る前にミルクを足す程度の母乳よりの混合に落ち着きました。
発達は順調で、
- 6ヶ月:寝返り
- 7ヶ月:ハイハイ
- 8ヶ月:つかまり立ち
- 10ヶ月:歩き始め
目もよく合い、笑顔もたくさん。
歌に合わせて手を叩いたりと反応も良く、当時は「何の問題もない子」と思っていました。
■ 1〜2歳:少しずつ感じ始めた違和感
1歳1ヶ月にはスタスタ歩くようになり、名前を呼ぶと「はーい!」と手を挙げる。
食欲旺盛で、スプーンも上手に使えたし、
どこに行っても物怖じせず、どんどん1人で歩いていく“探検家タイプ”。
でも、ここで最初の違和感が。
手を繋いでくれない。
鳩を追いかけて全力疾走、マンホールで立ち止まって動かない。
呼んでも戻らず、どんどん先へ行ってしまう。
言葉の理解はあるけど、発語は遅め。
「あ!」「ぼ(ボール)」「ば(バス)」など一語が中心で、2歳になるまで話すことは少なめでした。
■ 2〜3歳:困りごとが目立ちはじめた時期
イヤイヤ期も重なって、育児の大変さが一気に加速。
言葉は2歳を過ぎた頃から一気に爆発し、2語文・3語文が次々に出てきました。
でも行動面では…
- 手を繋ごうとすると振り払う
- 気になるものがあるとすぐ走り出す
- 順番が待てない
- 嫌なことがあると床に寝転がる
コロナ禍で導入された「並ぶ用の線」が、目印で思わぬ助けになったりも。
この頃から子ども教室に通い始めましたが、座っていられない。
理解はできているのに、周りが気になってキョロキョロ、気になる物に一直線。
ただ、numberblocks(数字アニメ)には夢中。
英語アニメもよく見ていたので、「集中できることもあるんだ」と少し安心していました。
■ 3歳〜年少:次男誕生&外出がカオスに
弟が生まれ、ワンオペ外出はまさに“地獄絵図”。
- ベビーカーを取り合ってケンカ
- 目を離した一瞬で走り出す
- 抱っこできない時に寝そべって動かない
外に出るたびにヘトヘト。
それでも、「もう少し大きくなったら落ち着くかも」と信じて頑張っていました。
満3歳児クラスで幼稚園に入園。
このときは担任の先生が3人いて、手厚くサポートしてもらえたおかげで、大きなトラブルはなく過ごせていたと思います。
写真を見返すと、先生に抱っこされていることが多く、
「放っておいたらどこかに行っちゃうから、先生が守ってくれてたんだな」と思うと、本当に感謝しかありません。
■ 年中:困りごとが“表に出てきた”とき
年中に進級し、担任が1人になったことで一気に行動が目立つように。
- 教室から飛び出す
- 友達のおもちゃを取る
- 噛んだり噛まれたり
- バスに乗らず逃走、寝転がって登園拒否
- 支度ができず、最後まで残る
道路で大声で「痛いー!離してー!」と叫ばれたこともあり、
周囲の目が本当に怖かった…。
この頃、「やっぱりADHDかも」と思い始めていました。
子どもADHDかもと思ったときに読んだ本はこちらにまとめました。
子どもが育てにくいかも思ったときに読んだ本 | ずぼらママちゃんの子育てブログ
■ 市の発達相談へ:涙があふれた日
「このままじゃ小学校が心配だ」と思い、市の発達相談を予約。
家での様子、園でのトラブル、できること・できないことを心理士さんに話すと、
「お母さん、すごく頑張ってますね」と言われて、涙があふれました。
今までずっと
「なんでできないの?」
「どうして言っても聞いてくれないの?」
と悩み続け、怒りたくないのに怒ってしまう毎日に、私自身が限界だったんだと思います。
そこで、児童精神科の受診をすすめられました。
予約は1年半待ちとのこと。
なんとか小学校入学前に間に合うようにと、すぐに予約を取りました。
■ 園の支援に救われた日々
年中でも困りごとは多かったですが、園の先生たちは本当によく対応してくれました。
- 制作が終わったあとは自由に過ごせるスペースを設置
- 床に座れないときは椅子を用意
- 「できない」ではなく「どうすればできるか」を一緒に考えてくれた
他の発達障害の子とのトラブルも多く、噛んだ・噛まれたなどの報告は多かったですが、
少しずつ「教室内で過ごす力」が育っていきました。
■ 年長で児童精神科を受診できた
運良くキャンセル待ちが空き、年長の早いうちに受診できることになりました。
具体的な診察内容や検査の流れについては、こちらの記事に書いています。
■ さいごに
今振り返ると、長男の育児は常に「なんで?」の連続でした。
でもそれは、私の育て方が悪いのではなく、本人の特性によるものだった。
診断を受けたことで、今までモヤモヤしていたことに名前がついて、
ようやく「スタートラインに立てた」ような気持ちになりました。
同じように悩んでいるママさんへ。
どうか一人で抱え込まず、早めに相談してみてください。
「あなたのせいじゃない」──この言葉を、心から届けたいです。
コメント